放浪猫

主にガジェットとかの雑記

Kindle Paper White (WiFi版)を購入したのでいろいろとまとめてみた

Amazonで11月に注文して年明けに届く予定だったKindle Paperwhiteが

クリスマス前に届いたのでレビューしようかと思います。ありがとうAmazonサンタさん。

 

Kindleってなんぞや?

簡単に言うと電子書籍リーダーです。

専用のメールアドレスにデータ添付して送ればpdfとか画像とかも読めます。

楽天koboとかソニーReaderとかの仲間です。

スマホやタブレットでデータの同期とかさりげなくいろいろできます。

元々は米国で発売が開始されていまして、11月に日本で発売が開始されたのをきっかけにポチりました。

 

価格

WiFi+広告なし 7,980円

WiFi+3G+広告なし 12,980円

スペック

・ディスプレイ:6インチ、212ppi、16階調グレースケール、タッチパネル、Paperwhite、内蔵ライト

・サイズ: 169 x 117 x 9.1 mm、213g(WiFi版)、221g(WiFi+3G版)

・内部メモリー: 2GB

・内蔵バッテリ駆動時間: 8週間(連続駆動時間: 28時間)

・充電時間: 約4時間(USBポート)

・USBポート: USB2.0(micro-Bコネクター)充電用

・通信方式: Wi-Fi (802.11b/g/n) / HSDPA, EDGE, GPRS(3G+Wi-Fi版のみ)

・対応ファイルフォーマット:Kindle(AZW3)、TXT、PDF、保護されていないMOBI、PRC

(HTML、DOC、DOCX、JPEG、GIF、PNG、BMPは変換して対応)

 

スペックだけ載せてもわかりにくいので、少し詳しく解説していきます。

 

ディスプレイとサイズ

タブレットでは7インチサイズに人気がありますが、電子書籍リーダーでは現在6インチが主流です。

いわゆる「片手で持てるサイズ」として7インチが人気なのですが、

6インチは手が小さい人でも片手で持つことができ、かつ余裕があるサイズです。

ソニーReaderやKobo touch、Lideoなどでは6インチで600×800、167ppiの解像度を持ちますが、

Kindleは6インチで768×1024の212ppiとなかなかの高解像度を持ちます。

解像度は高い分ピクセル密度が上がり視認性に優れますので、文字が読みやすくなります。

しかし、6インチはサイズが小さい分雑誌や新聞などの全体を把握するものには向かず、

漫画などの画像や細かい文字を読むのには不向きです。

画質を求めるならばiPadのRetinaディスプレイには劣ります。

 

通信方式

今回購入したのはWiFi版ですので、WiFiでの接続ができます。

購入の際にWiFiのみか3G対応か悩むかと思いますが、電子書籍の利用方法を考えると、

・ストアからダウンロードし、内蔵メモリーに保存された物を端末で読み出す

・パソコンと接続するなりクラウドを経由するなりしてPDFを転送→内蔵メモリーに保存された物を端末で読み出す

という使い方が一般的ですので、Webブラウザ等と違って移動途中や外出先でのリアルタイム性はそれほど重視されません。

また、端末によっては3G等での通信に月額料金が発生するものがありますが、

WiFi版は料金が発生しません。(別途、無線通信環境やモバイルルータ等が必要になります)

ちなみにKindle Paperwhite 3GはWiFiの他に3Gでの通信ができますが、月額料金が無料で使えます。

そのかわり本体価格が+5000円ほど高くなります。

コミックやページ数の多い本をダウンロードする場合、数十MB単位でのダウンロードになるため、

3Gではどうしても低速になることを考えると、WiFiで十分かと思います。

 

内部メモリー

内蔵メモリーは2GBですが、OSやらなんやらで結構使われているので、実質使用可能領域は1.25GBくらいです。

ぶっちゃけ、他メーカーの製品と比べると若干劣ります。

多くのメーカーはmicroSDカードなどの外付け記録媒体に対応していますが、Kindleは非対応です。

そのかわり、Amazonコンテンツであれば無料で無制限にクラウドに保存することができますし、

個人のコンテンツは5GBまで無料クラウドが提供されています。

ですので、まめにクラウドに移しておくなりする必要があります。

 

バッテリーと重さ

 E-Inkディスプレイにより圧倒的な駆動時間を持ちます。

明るさ設定10、ワイヤレス接続オフで1日30分使用した場合、1回の充電で最大8週間利用可能です。

既に持っているMicroUSBで充電できるので、3DSのように充電ケーブルを買う必要がなく、

汎用性が高い点は嬉しいです。

電子書籍リーダーの中では重い213gですが、

フロントライトがついていて高解像度で視認性に優れるという点はソニーReaderにない点ですし、

300gを超えるタブレット端末には負けない点かと思います。

 

使っていて気づいた点

Amazonのサンプル本をダウンロードして読める

パソコンのブラウザだと大きい画像を読み込むのでそこそこ時間がかかるのですが、

読み込みの時間がほとんどかかりません。

私は実用書を購入するときに内容を少し読んでから購入するのですが、

サンプルが読みやすいという点はとても高く評価できると思います。

 

Twitterができる

まさかのTwitterができます。「体験版」という名目でブラウザが入っていました。

でも白黒16階調なのでアイコンは見づらいですし、再読み込みもいまいちです。

3G版でもWiFi接続時のみブラウジングできるようで、あくまでオマケ程度の機能です。

 

Amazonギフト券が使える 

当たり前ですが、7980円がさらにお安くなるということです。

電子書籍リーダで最安値なのはKobo touch(6980円)ですが、

ギフト券利用して6980円で購入させていただきました。

 

画像はやっぱり読みにくい

本の中で画像データとして挿入された文字や、漫画の細かい文字などはやはり読みにくいです。

また、カラーではないのでグレースケール変換されたカラー図表は見づらいです。

PDFファイルの余白などを調整する機能が無いので、自炊派の方は気をつけたほうがいいと思います。

iPad miniかNexus7買ったほうがマシかと思います。

 

画面遷移時のちらつきが気になる

ページからページヘの移動の際にE-Ink特有のちらつきが発生しますが、それが結構気になります。

知人の話だとソニーReaderのほうがまだマシということなので、

比較する機会があればぜひ比べてみたいです。

 

電子書籍だからといってそれほど安いわけではない

若干安いです。それでも数十円〜100円ちょいとかです。

値下げされたものも購入できますが、中古で物理的に買ったほうが安い商品もあります。

 

取り扱い書籍の数が意外と少ない 

もともと米国の端末なので、ストアの洋書は充実しているのですが、和書はまだまだこれからといったところです。

まあ、水増し申告して消費者庁の行政指導をされないだけいいと思います(笑)

 

Send to Kindle for PCがめちゃくちゃ便利

特定のKindleに転送するためのPCソフトです。Amazon.com (≠Amazon.co.jp)で無償配布されています。

英語ですが、右クリックでKindleにPDFを投げられます。

 

総評

今回、お外で気軽に本を読む、溜まっていく実用書を管理する、自炊したPDFを読む、という3点の目的のために購入したわけですが、

Amazonで購入した実用書の管理はとてもしやすいです。

また、値段としても手頃であるということと、提供しているのがAmazonなので取り扱い書籍への将来性が高い点は評価できそうです。

自炊PDFに関してはまだ試していないのでなんとも言えませんが、なかなか良い買い物をしたと思います。